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2013.08.11

2013/8/10 蝙蝠尾根(畑薙~塩見岳 日帰りピストン) 前編

南アルプスの塩見岳から蝙蝠(こうもり)岳を経て二軒小屋付近まで伸びる、蝙蝠尾根という長い尾根があります。主稜線から離れた通好みのルート。

登山口がある二軒小屋に行くには、畑薙から東海フォレストのバスに乗るのが一般的ですが、二軒小屋ロッジに宿泊しないという縛りがあります。それが嫌なら畑薙から東俣林道をひたすら歩くか、山梨県田代から歩いて伝付峠を越えるか。どちらにしても片道8時間くらいの長丁場。長野県側の鳥倉から塩見岳経由でアプローチする方法もありますが、鳥倉までの車の運転が一苦労です。

幸いにも東俣林道は自転車での通行が黙認されているので、一昨年の荒川三山・赤石岳の時のようにMTBを利用すれば、日帰りで蝙蝠尾根を歩くこともできそうです。

土曜日の夜1時半に自宅を出発。2時間しか睡眠時間が取れなかったけれど、不思議と眠気や疲れは感じません。車でR362、閑蔵線を走り、3時半に畑薙湖湖畔の沼平ゲートに到着しました。

前日の夜の湿度が高かたっため天気が心配でしたが、空には満天の星空が広がっていて、晴天が期待できそうです。

朝4時、MTBに乗って沼平ゲートを通過。まだ辺りは真っ暗でしたが、キャットアイのHL-EL620RCと登山用のヘッドライトの2つで照らせば、何の問題もなく走れました。

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二軒小屋までの27km、そのほとんどがダート。交通手段と考えると苦痛なので、林道サイクリングを楽しむつもりで走ったほうがよいです。

走っているうちにだんだん明るくなり、10km程走ったところでライト不要になりました。

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赤石ダムが見えてきました。

沼平ゲートから約17kmの地点に、椹島ロッジへの分岐があります。

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千枚小屋への林道の入り口。厳重にロックされています。ちなみに橋の下を流れる川は、簡単に渡渉できるくらいの水量です。

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椹島から二軒小屋への道。バスで1度通ったことがあるだけで、自転車で走るのは初めてです。

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2時間弱で二軒小屋に到着。貴重な自販機とコインロッカーがあります。

登山なしで二軒小屋まで往復サイクリングするだけでも1日楽しめるのではないでしょうか。

腹ごしらえしてから、再びMTBに乗って、蝙蝠岳登山口を目指しました。登山口の位置は昨年の南アルプス縦走の最終日に密かに調査済みです。

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静岡最果てのダムである田代ダムのダム湖。大井川水系のダムの多くは中部電力が管理していますが、このダムだけはなぜか東京電力が管理しているそうです。

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二軒小屋から東俣林道を1.5kmほど北に行ったところに登山口があります。

6:18、MTBを登山口の脇に停めて登山開始。

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序盤は急登ばかり。メジャーな縦走路と違って踏み跡は薄いですが、赤ペイントを追っていけば道を見失うことはないと思います。

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標高1700m地点にある中部電力の施設。

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展望のない森林の中の道が延々と続きます。徳右衛門岳までこれといった目印は何もなく、景色はずっと変わらぬまま。「トクえも~ん、どこでもドアだしてよ~」と叫びたくなります。

3グループほどの下山者とすれ違いました。尾根上で幕営したそうです。二軒小屋から塩見小屋までの間、山小屋や正式なテント場はいっさいないルートなので、途中でビバークする人は少なくありません。

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8:10、「塩見岳5時間、二軒小屋4時間」、というアバウトな時間表示。これが徳右衛門岳(2599m)の山頂の標柱だったとは、下山の時まで気づきませんでした。

徳右衛門岳周囲には、水場があるほか、幕営できるくらいのスペースもあるそうです。

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標高2500mを越えても、深い森が続きます。

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山と高原の地図では、徳右衛門岳と蝙蝠岳の間は破線ルートになっています。難路というほどではありませんが、倒木などで歩きにくいところも多いです。

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高山植物が見られるようになってきました。

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標高2700m。ついに森林限界突破の予感。

ここから数歩、登ってみると…。

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視界が一気に開け、目の前には憧れの蝙蝠岳!

その左奥には塩見岳。

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左を見ると、大迫力の荒川三山。

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右手には間ノ岳、農鳥岳、それから南に続く白峰南嶺が見えました。

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ハイマツをかき分けるようにして、蝙蝠岳のピークを目指します。

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絶景にみとれてなかなか前に進めませんが、少しずつ山頂が近づいてきました。

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9:09、蝙蝠岳(2865m)の山頂に到着。

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釘で文字が描かれた古い山頂標識は残骸になり、

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昨年設置されたばかりの立派な標柱が立っていました。

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蝙蝠岳から見る塩見岳はピラミッドのような均整のとれてた形をしていました。

蝙蝠岳という名前は、荒川岳から眺めるとコウモリが羽を広げたように見えることからきているそうです。

Komori

ここで折り返して下山すると、コウモリの片方の羽しか歩いていないことになってしまいます。まだ時間は早いので、塩見岳まで歩いて両羽を踏破することにしました。

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