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2013.11.24

2013/11/23 聖岳東尾根

南アルプスの名峰、聖岳。その山頂から椹島方面に向かって伸びる聖岳東尾根は冬季ルートとして利用されています。

ネットで検索してみると、ベテラン登山者が遭難したとか、凍傷で指を切断したとか、百戦錬磨の登山者が途中敗退したとか、すごい記事が出てきます(どれも厳冬期の話ですが)。これは南アルプス屈指のドMルートかもしれません。

予想天気図を見て登山日和になることを確信し、聖岳東尾根に行ってきました。

最低でも白蓬ノ頭(しろよもぎのかしら)までは行きたいところ。東聖岳まで行ければ御の字。余裕があれば奥聖岳か前聖岳まで。遅くとも12時までにはUターンして下山を開始する、とあらかじめ決めておきました。

4:50、MTBに乗って畑薙のゲートを出発。

Dsc02621

ゲートから約15km。聖沢登山口と牛首峠の中間地点に登山口があります。28番の鉄塔を示す黄色い標識が目印になりますが、とても小さい標識なので、よほど注意しないと見過ごしてしまいます。

6:19、登山開始。

Dsc02622

15分ほどで鉄塔の傍を通過。

Dsc02623

落ち葉が厚く積もったジグザグ道を登ります。

ジグザグの角のところには赤ペイントがついていて、これをたどっていけばいいのですが、ペイントの間隔が長いところもあり、そう簡単ではありません。道を外れそうになっては前のペイントのところまで戻り正しい道を探す、の繰り返しでした。

下山時に日が暮れると危険と感じました。ヘッドライトの明かりでは遠くの赤ペイントを探すのは困難でしょう。

Dsc02628

標高1750mあたりから雪がでてきました。

Dsc02635

やがて道は厚い雪で覆われました。ごく最近積もったようで、サラサラの雪です。

Dsc02638

8:45、ジャンクションピーク。出会所小屋跡からの登り(こちらのほうが本来の冬季ルート?)と合流します。標高は約2300mとすでに聖平小屋と同じ高さ。ここまでずっと急登続きでした。

地図を見てみると、聖沢の登山道と比べ半分以下の道のりで同じ高さまで登っています。聖岳東尾根の序盤がいかに急登かが分かると思います。

Dsc02642

ジャンクションピークを過ぎると勾配がなだらかになります。

木立の向こうに赤石岳が見えています。

Dsc02645

とても道があるようには見えませんが、赤いテープがついていることから正しいルートと分かります。木の枝をかき分けて進みました。

Dsc02646

左手には上河内岳。

Dsc02648

赤い岩(ラジオラリアという岩らしいです)が見えてくると、白蓬ノ頭までも一息です。

Dsc02649

やわらかい雪で足元が滑って苦戦しましたが、ここでアイゼンを履いてみたら見違えるように登りやすくなりました。もう少し早くアイゼンを履いたらよかった…。

Dsc02652

10:10、白蓬ノ頭(2632m)に到着。

Dsc02665

ここから見る赤石岳のスケールには圧倒されます。

Dsc02655

東には富士山。

Dsc02661

聖岳東尾根から見る聖岳の姿は斬新です。一番高く見えるのが奥聖岳。最高峰の前聖岳は奥聖岳に隠れています。

まだ時間はあるので、東聖岳を目指しますことにしました。

Dsc02672

二重山稜になり、どこを歩いたらよいか分かりにくくなってきました。動物の足跡はありますが、これを追って行ったらどこに連れていかれるか分かりません。

Dsc02674

赤テープとかすかな踏み跡を頼りに進みました。山頂に向かって右側の稜線をたどるように目印がついていました。

Dsc02678

雪が深くなり、ペースが落ちてきました。一番深いところでは膝くらいの深さ。ラッセルを交替できる人がいれば少しは楽できるんですが。

Dsc02680

夏にこのルートを歩くと背丈ほどに育ったハイマツに行く手を阻まれるそうです。雪の中から顔を出しているのは、その噂のハイマツでしょうか。

Dsc02687

山頂らしきものが見えてきました。左は2880m峰、右は東聖岳。

Dsc02691

あのピーク(写真右端)が東聖岳と信じて、懸命にラッセル&藪漕ぎ。

Dsc02695

振り返ると通ってきた白蓬ノ頭とその西に広がる二重山稜が一望できました。

ほうほうの体でピークにたどり着いてはみたものの、まだ標高は2800mに達していません。

Dsc02696

どうやらここは偽ピークで、東聖岳は次のピークみたいです。

偽ピークから先は雪が締まっていて、想像していたより楽でした。

Dsc02699

11:36、ついに東聖岳(2800m)に到達。

Dsc02717

2880m峰(左)と奥聖岳(右)。

あと1時間もあれば奥聖岳まで行けるのですが、時間もスタミナも足りないので今日はここで折り返します。

Dsc02715

聖岳の北面、その右には中盛丸山、大沢岳。

Dsc02704

大沢岳の右奥には中央アルプス。

Dsc02706

さらに右の方に目を移すと、百間平越しに穂高連峰が見えました。

Dsc02709_2

奥ホーリー岳(奥聖岳)とホーリーのツーショット。

Dsc02721

11:45、名残惜しいけれど下山します。

富士山の左手前のピークは笊ヶ岳と思われます。

Dsc02732

白蓬ノ頭で赤石岳を眺めながらコーヒーを入れて休憩。

Dsc02736

自分の足跡をたどって下りました。変に蛇行したり藪の中を通ったりと我ながらひどいトレースですが、確実に元の場所に戻れる保証はあります。

Dsc02740

ジャンクションピークでは下山先を間違わないように注意。

Dsc02747

下りもルートファインディングに苦労しました。上の写真の中の赤ペイントが分かりますか?

Dsc02749

急斜面をどんどん下ります。

ジャンクションピークから林道まで比高1200m。長い下りです。

Dsc02750

木の幹にベルが…。

よく見たら、キノコの一種みたいでした。サルノコシカケに近い種だと思います。

Dsc02755

15:37、東俣林道に戻ってきました。

MTBに乗って、畑薙ゲートに戻ります。

Dsc02759

コバルトブルーの湖面。

Dsc02761

赤石ダムの向こうの山は、どうやら南岳らしいです。

Dsc02763

16:31、車を停めてある畑薙ゲート前に、無事到着。

今回はスノーシューかワカンジキを持っていったほうがよかったと思います。それから、もう少し雪が深い時期の方がヤブ漕ぎが少なくて歩きやすそうです。少し時期が早すぎたのかもしれません。

いつかテント持参で再挑戦して奥聖~東聖の間をつなげたいと思います。

<登山>
歩行距離 約19km
所要時間 9:20

<自転車>
走行距離 31.02km
平均速度 15.2km/h
最高時速 40.2km/h
所要時間 2:21
走行時間 2:02

今回のルート

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